昨年度から，新型コロナウイルス感染症に関する対応が続いている中，子どもたちが「何のために」という当事者意識をもち，｢自分事｣として取り組む姿が見られるようになってきた。今年度は，それらをもう一歩前に進め，｢今やるべきことは何かを考えて行う力｣や｢家庭でも，時間を有効に使う力｣などの｢自己管理能力｣をより一層高めていきたい。これらの力を身に付けるために，「活動に対するめあて・見通しをもつこと」「めあて・見通しに沿って振り返り，次へつないでいくこと」を大切にしていきたい。その際，互いの振り返りを共有し，「一人一人の学び」が「みんなの学び」という『学びの実感』を伴った共有財産にできるように，「２～３文で伝え合う活動」をしっかりと位置付けて取組を進めていく。
　また，見方や考え方を深めたり広げたりするための「他校との交流」や，家庭にもしっかりと伝えるための「家庭を巻き込んだ活動」を創出し，学校の取組として進めていきたい。
　さらに，今年度は「一人一台のタブレット」の初年度であり，その活用の在り方を探る役割意識をもち，本校のフットワークの軽さを生かし，できることから積極的に取り組んでいきたい。
　これらの取組について学校体制を挙げて積み重ね，一人一人に確かな力と次へと向かう自信を育んでいきたい。そして，｢授業で勝負，一人一人のよさを伸ばす｣｢地域に学ぶ，地域で学ぶ，地域にかかわる｣｢自他のよさを実感させる｣ことを大切にし，『みんなが(子ども・保護者や地域・教職員)楽しいと言える学校』を目指していきたい。